山梨県生まれ。3才からバイオリンを始める。
東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、同大学院を卒業。
2012年11月、バイオリン上達.comを開設
2015年10月、桐朋学園子どものための音楽教室(仙川教室)実技科所属講師
一流奏者になるためのバイオリンの基礎レッスンに定評があり、幼児から大人まで幅広く指導。これまで250人以上を指導し、コンクール入賞者を多数輩出。
あなたのバイオリン人生に奇跡を起こしにきました。
ある日、バイオリン好きの友人に誘われて、バイオリン教室の発表会に行くと、見ていられないほど奏法が悪く、弓の持ち方も自己流で、音質もガサガサ、音程もお話にならない、という状況を見てきました。
ほとんどのバイオリン教室では、基礎は教えてくれず、そこそこ上手になるかくらいにしか上達しないようです。
そもそもバイオリンの先生自体が、基礎自体をほとんど教わっていないため、基礎を教えるということが出来ないのが原因です。
アマチュアで長年バイオリンを続けているにも関わらず、「バイオリンがうまくならない」という悩みを持つ方がたくさんいます。
私たちプロから見ると、バイオリンの基礎が身に付いていない、そもそも基礎を知らない、といった根本的な原因があります。
「『音楽は楽しむものだから』と先生はバイオリンの基礎を教えてくれない」という悩みを持つ人も意外に多く、基礎を教わらずにバイオリンを続けている人もかなり多いようです。
長年やっていてもうまくならない原因は、基礎を知らない事にあります。
バイオリンの演奏方法に関するあらゆる書籍やDVDを見ましたが、基礎をきちんと教えているものは皆無でした。
非常に良い教材もたくさんありますが、高度なテクニックであったり、感情表現の方に主眼がおかれているものが圧倒的に多いです。
「心を込めて弾くのが大切」
もちろんその通りなのですが、基礎が出来ていないと、心をどう込めて弾けば良いのか、あまりにも漠然としていませんか?
音楽の表現にも基礎・ある程度のルールがあり、表現の基礎が分かると、プロ奏者の同じ表現が可能となります。
私は、表現の基礎が分からずに、凄まじい遠回りをしたのですが、最終的には表現の基礎にたどり着くことが出来ました。
バイオリンの演奏法については、多くが秘伝であることが多く、またライバルが上手くなる事を防ぐことから、「本当の上達方法」については語られてきませんでした。
「アマチュアの人には、基礎を言っても無駄」と考える人が多く、基礎をきちんと教えようという意識のある先生は非常に少ないです。優秀な先生に集まる生徒でも、先生の基礎を吸収できる人が少なく、めちゃくちゃな奏法で弾いている人も多数見受けられます。バイオリンの基礎は、とんでもなく奥が深く、習得が非常に難しいのです!
バイオリンの奏法って、これだ!という正解がありません。
世界中見渡しても、全く同じ弾き方をしている人は、1人もいません。
良い音、美しい音さえ出れば、どんな弾き方をしても構わないわけです。
本当に良い音が出るなら、寝ながら弾いても良いのです。
しかし、良い音を出している人に、共通している点が、かなり多くあることに気付きました。
人間にとって、バイオリンから良い音を出せる、ある一定の法則を見つけ、今回の基礎講座を開講することに決めました。
バイオリンは基礎が分からなくても、音は出ます。
しかし、大多数の人は基礎が分からずに、どうやったら良い音が出るかわからずに困っている現実があります。
私自身も、芸大に入ってからも、どうしたらもっと良い音が出るのだろうか、奏法に問題があるのではないか、ということはいつも考えていました。
私は幸運にも、超一流の日本人バイオリン教師のほとんどに、習うことができました。
世界的バイオリン奏者ヴェンゲーロフ・レーピン・庄司紗矢香などを育てたザハール・ブロン先生にも習いました。
その結果、
「演奏が上手くて音楽的にレベルの高い先生はいるが、一流のバイオリンの基礎を教えられる先生は、日本に数名しかいない」
という事が、はっきりと分かりました。
基礎を教えてくれる先生、というのは、めちゃくちゃ数少ない希少人種なのです!!
どの先生も、、基礎的な事を教えてくれはしても、ほんの少ししか教えてくれません。
私は、
・どうしたら誰でも、バイオリンの基礎を理解できるのか
・子供のバイオリン成長が最も早くなる方法について
ということを考え続けてきました。
名教師は、たとえ基礎を教えるのが下手でも、やっぱり素晴らしい基礎を持っている確率が非常に高いです。
私はそのノウハウを集めました。
バイオリン上達.com管理人である久保木隆文が、プライベートの生徒にのみ教えているレッスン内容を、お伝えします。バイオリン上達.comには載せきれなかった、本格派のバイオリン基礎講座です。
楽器演奏のお稽古というのは、「習うより盗め!」というところがありまして、レッスンで言われたことだけやってもそこそこ上手にしかなりません。 言われていないことも、やらなければならない。 でも、なかなか「盗め!」と言っても、演奏者がかなりの経験を積まないと、盗むことが非常に困難です。
バイオリン奏者が、無意識で行っている事を言葉にして、上達を何倍にも早めましょう。 無意識下でやっていることを、みんなが出来れば、日本のバイオリンのレベルはもっと上がります。
人間が本能的に行ってしまう、バイオリン演奏にとっては良くない動作、をいつも研究しています。 やってはいけない事も重要で、逆にいえば、やってはいけない事の反対をやれば上手になるのです。
「習うより盗め!」で通常は、何年かかけて、気づきを得ていくものなのですが、その気付くスピードを上げよう、という考えです。
多くのコンクール入賞者を育ててきたレッスン内容を公開!
私はこれまで多くの生徒を指導してきました。
現在は規模を縮小し、数人の生徒を教えていますが、その半数以上がコンクールで入賞しています。
バイオリンを教えていて思うのは、どのような事を、やってはいけないのか、という事を分かっていない人が、非常に多いということです。
バイオリンは、基本的に欠点を取り除いていくように、練習しなければ、上手くなりません。
「短所より長所を伸ばせ!」と言いたいところですが、まず基礎が出来上がるまでは、短所を消していくところが先決です。
なぜなら、短所は、雑音・音質の低下といった、音の質感に直結するもので、短所が多ければ多いほど、プロの音からは遠ざかってしまいます。
しかも、この基礎は、教わらないと、なかなか意識が向きません!!
バイオリンの基礎について、正しい知識を持っている人を探して、教えてもらうことが必要です。
「コンクールで結果が出ない」と相談してくる人も、「何をどう直せば良いのか、サッパリわからん」という悩みがほとんどです。
才能のある人でも、弓を手前に倒してはいけない、とか、弓に圧力をかけ過ぎてはいけない、とか、そういった基礎的なことが分かっていなくて、困っている人が多いのです。。
過去の私自身も、どうしたらもっとうまくなるのか、分からないことの方が多かったです。
ちなみに短所を消していくと、それが音の美しさにつながり、長所として伸びていきます。
短所を潰していく、そのためにも、本流のバイオリンの基礎をぜひ知ってください!
いい加減な基礎でなく、本流(真に上達する道)の基礎を実践することが大切です。
プロ奏者と同じ、レベルの高い基礎を丁寧に解説!
基礎講座では、弓の持ち方・バイオリンの持ち方・チューニング・左手の押さえ方などを、しつこく丁寧に解説しております。
チューニングの解説もありますが、チューニングに関しては、チューナーを使う説明はありません。
いかに耳を使ってチューニングをするか、という説明が中心になります。
チューニングが合っているかの、確認方法についても、話しています。
プロ奏者と同じチューニングを、皆さんにも実践していただきたいです。
弓の持ち方や姿勢などでは、どなたでも理解できる内容になっておりますが、高い基礎レベルを要求する内容となっております。
「優しいレッスンで物足りない」
「なかなか上手くならない」
という方におすすめです。
パソコンでもスマホでもどこでも見れる!
私自身、普段演奏活動をしていますので、たくさんの生徒を教える事ができません。
限られた時間の中で教えるとなると、どうしても生徒の人数を絞らざるを得ません。
本講座は、オンライン動画講座になります。
遠くて教室に通えない方、外国にお住まいの方、今の先生の指導で伸び悩んでいる方、仕事で練習時間がなかなかとれない方や、始めたばかりの方にも、おすすめです。
ネット環境が悪いと、動画が見れないので、その点にご注意ください。
音程練習など、バイオリン上達.comに詳しくは書いていないことも、細かく説明しています。
専用の掲示板で、あなたの質問・お悩みにお答えします!
分からないことがあれば、会員限定サイトの掲示板にてご質問ください。
本講座は、楽譜がドレミファソラシドで理解できている方に向けての講座になります。
楽譜を使ったオリジナル教材もありますが、楽譜の読み方に対する説明はありませんので、ご了承ください。
とはいっても、楽譜はほとんど出てきませんし、どうしてもわからない方のために、専用の掲示板を用意しています。
分からないことを分からないままにしてしまうと、時間がもったいないです。
会員限定サイトでは、秘伝を包み隠さず教えています。
分からないことは、お気軽に掲示板でご質問くださいね。
現在社会人でアマチュアヴァイオリン奏者として活動しているものです。
久保木先生に師事している者ですので、先生のお人柄などはよく存じております。
現在は子育て中でなかなかレッスンにお伺いできない状況の中、家庭での自学に適した「基礎講座」を利用させていだだくことにしました。
私がこの講座を特におすすめしたい方々は主に
① 現在学生オーケストラに所属されている
② 現在社会人でレッスンに通う時間がない方です。
まず、現在学生オーケストラに所属されている方 にとって、このオンライン教材は購入しない理由がないとまで言い切ることができます。
私が学生時代の時に、この講座があれば、もっと上達したのになあ~と悔しい気持ちです。
大学のオーケストラサークルなどの入りますと、毎日練習という団体が多いのではないでしょうか?
いまからもう10年以上前になりますが、ダラダラと小さいころから続けてきたバイオリンを生かしたいと思い、大学の交響楽団に入りました。
多くの大学がそうだと思いますが、指導者の先生が来るのは多くて月一回程度だと思います。
その他の時間は先輩から後輩へのレッスンとなっているのが実情です。
特に私の大学は地方だったために地元にプロ奏者はあらず、県外から月に一度プロの先生をお呼びするという状況でした。
そのような状況ですと、どうしても練習内容に限界があります。
当時は、音程はすべてチューナーに合わせろという先輩の指示のもと、毎日真面目にチューナーとにらめっこをしていました。
しかし、久保木先生に習い、そのような練習が無駄だったばかりか、弊害を生みだしていることに気が付きました。
この「基礎講座」の中にもある、久保木先生独自の教材と練習方法で、チューナーなどの平均律ではなく、倍音豊かなな音程の取り方を学ぶことが出来ました。
正しい音程をとると、こんなにも音が輝くのか~と感動した思い出は今現在も忘れられません。
2年生から4年生まで、木大学オーケストラでは、コンサートマスターを務めました。
必然的に下級生へのレッスンをする回数が多くなり、基礎技術の大切さを痛感しました。
自分なりに移弦の方法や、ボーイングに関して研究して教えていましたが、やはり久保木先生に習った後に考えると、アマチュアレベルの教え方だったなあと反省しています。
「基礎講座」で細かく説明がされていますが、ボーイングで一番難しいのが弓の返しです。
提示された練習方法を繰り返すなかで、以前は弓を返す度に音が切れてしまっていましたが、だいぶ綺麗につながるようになりました。
こうなると、自分の演奏が歌になる感覚を得ることができてとても楽しいです。
さらに久保木式ボーイングを練習すると、音が柔らかくなります。
妻も私のあまりの変化にびっくりしています。
実は今までまるで意識していなかった音の立ち上がりの際の右手テクニックがポイントだったんですね。
そして、移弦のテクニックもすごいです。
これを知り、移弦に対するワタシの悩みは一気に解消されました。
学生時代に取り組んでいた、「2弦を一緒に弾く練習」などは難しだけで意味がなかったことが分かりました。
久保木式の移弦で、エチュードを練習すると、信じられないくらいにスムーズになります。
最も苦手だった移弦が改善されて、ますますヴァイオリンが楽しくなってきています。
色々支離滅裂なことを述べましたが、学生のみなさんにぜひ購入して研究してもらいたいと思います。
本講座は、限られた期間で最大限の効果を得るための教科書だと思い投資することをお勧めします。
アマチュア同士の教え合いでは限界がありますよ。
次におすすめしたいのが、②現在社会人でレッスンに通う時間がない方です。
多忙な社会人にとって、練習時間の確保やレッスン時間の確保、そしてモチベーションの維持は大きな課題です。
本講座はスマホでいつでもどこでも、お手軽に視聴できるため、ヴァイオリン版のスタディー●プリのようなものです。
まさに『神レッスン、見放題』です。
私は通勤の合間にこの講座を視聴しています。
不思議なことに、どんなに疲れていても、講座を見るとヴァイオリンを練習したくなります。
さらにこれから社会人になり、アマチュアオーケストラに入ることを考えている人にもこの講座はおすすめです。
アマチュアオーケストラで大事なことは、コンマスの質です。
コンマスが上手に楽団をリードできるか、的確な指示を与えられるかでオーケストラの楽しさが決まります。
本講座で正確な知識を習得しておくと、入団する前にデタラメなコンマスと、そうでないコンマスを見分ける力がつきます。
正直そこらへんのおじさんでも、「人員不足」でコンマスになれてしまうのがアマチュアオーケストラの実情です。
そういった方のデタラメなボーイング指示、音程の取り方に従うことはものすごいストレスです。
私もそのような人に出会った経験がありますが、ひどく無駄な練習を強いられた苦い思い出があります。
ヴァイオリンは、経験年数≠実力です。
どんなに自分で、「3歳からやってきた」と言っても上手だとは限りません。
久保木先生のような良い先生のもとで研鑽しない限り上達はないと思います。
しかし、デタラメなコンマスのいるオケに入ってしまったら入った自分が悪いのです。
そうならないために、この講座で事前に本物の知識を身に付けておきましょう。
次に久保木先生のお人柄についてご紹介します。
私は久保木先生にご相談して、楽器を購入しました。
先生は真剣に相談に乗って下さり、一緒に楽器屋に足を運んで選んでくださいました。
とても良い楽器でこの価格帯では最高ランクだと思います。
多大な時間を割いていただいたのに、久保木先生は私に紹介手数料など一切請求しません。
そういう誠実なお人柄なのです。
また私の知人で久保木先生に習いたいがために、都内に転職したという強者までいます。
それほど魅力的な先生なのです。
子ども達の教育にも熱心でおられ、発表会のレベルは信じられないくらい高いです。
恐らく近い将来、先生の門下生から次々と有名プロ奏者が誕生するでしょう。
正直、先生の技術は自分だけが独占したいと思っていたので、オンライン講座の普及は複雑な思いもあります(笑) 。
それほど、本講座は価値のあるものだと確信しております。
これだけの内容を、これだけリーズナブルな金額で購入できるなんて、信じられません。
私の子供が久保木先生にご指導頂いており、世界的バイオリニストを目指して練習を続けております。
コンクール入賞(日本クラシック音楽コンクール第2位・国際ジュニア音楽コンクール第1位など)も、先生のおかげです。
親として感じる先生の最大の特徴は「生徒側の目線に立った、分かりやすい指導」です。
「生徒として、どうしたらスッと理解しやすいか。」
「いかに最短コースで上手になるか」
をいつも考えているように思います。
生徒がつまづきやすいポイントを、小学生・中学生にも分かるように説明されていますので、どなたでも分かりやすいと思います。
先生は、読響の現役オーケストラ奏者として、 また各種コンクールの審査員のご経験等を通じて
「プロヴァイオリニストとして求められる技術レベル」
「(プロになるには)どの技術を習得すべきか」
というプロレベルを目指すための、ステップアップの順番がよく分かっています。
優れたバイオリン奏者はたくさんいますが、教えることが上手な人は意外に少ないように思います。
一流の基礎技術を教えられる、数少ない先生です。
「教える力・理解させる力」が高い先生だと実感しています。
今回、久保木先生が製作されたオンライン動画教材は、 基礎でつまづきやすい内容が体系的・網羅的に構成されています。
門下生しか知りえなかったオリジナルの練習方法が分かる、先生のレッスン同様の素晴らしい教材だと感じました。
久保木先生からは、
「生徒を絶対に上達させる」
という熱意が伝わってきます。
生徒の欠点克服のために、独自の練習方法までを考えて下さるため、弱点(ボーイング・音程など)が早く克服できました。
基礎講座では、ついついやってしまう演奏上の欠点克服方法を、たくさん知ることができます。
「一流の音を出すための基礎」が詰まった教材です。
このレッスン動画は、初心者からプロまで、どのレベルの方にも参考になります。
バイオリンを始めたら、最初は基礎から教わったり取り組んだりしますが、
当たり前すぎて先生から教わらない、当たり前すぎて教本に載ってなくて飛ばしてきた事が、こちらの動画では具体的に丁寧に説明されています。
初心者の方からすると、その当たり前な事を具体的に言葉で説明してもらう機会はなかなか無いですし、上級者の方にとっては、無意識にやっていた事を論理的に確認、訂正する事ができます。
音階、エチュード、セヴシック等が「演奏のための基礎」だとすれば、
こちらの久保木先生のレッスン動画は「基礎のための基礎」だと思います。
バイオリン上達.comで見られる無料レッスン動画を、更に詳しく掘り下げて一つ一つ丁寧に説明されているのがこちらの動画です。
プロを目指す方、アマチュアの方も真に上達したい方におすすめです
私は社会人になって10数年ぶりにバイオリンを再開しました。
元々のレベルが低かった事もあり、改めてキラキラ星から初めると同時にバイオリン奏法を学ぶ上で最重要項目である基礎からしっかり学び直したいと思い、取り組んでいます。
何事にも共通して言える事ですが物事を習得するには一流の指導を受ける事が上達への近道だと思っています。
奏者として一流と言われる方は世の中に沢山いますが、同時に指導者としても優れた方に支持する事が上達の大きな要素であると思います。
こうした点では久保木先生は日本のオーケストラの御三家である読売交響楽団のプロオケ奏者であり、奏者としての実力もさる事ながら門下の生徒さんにおいてもコンクールで一位を初め上位入賞者を数多く輩出しています。
指導者としても大変実力のある先生だと確信しています。
そんな先生のHPバイオリン上達.comには以前よりお世話になっています。
特に私のような大人の初心者が上達する上では要となる基礎に関する様々な事が大変詳しく記載されています。
日々の練習の中で度々壁に直面しては辞書代わりにHPに書かれている内容を熟読して実践する事で解決出来た事が数多くあります。
社会人になり改めて再開したバイオリンの練習に精を出す中、久保木先生が新たに出されているオンライン基礎講座を知りました。
当初は比較的上級者向けではないかと思い、躊躇していましたが実際に見てみた感想はHPに書かれているバイオリン奏法の基礎をより深く掘り下げていると共に動画による大変細かい解説がなされていました。
悪い例に関しては、何故良くないのか、どこが悪いのか、音にどの様な悪影響が出るのか、しっかり解説されていて非常に説得力があり安心して見る事ができました。
私は以前より文字だけでは思うように実技に反映出来なかった事もあり、改めて日頃の練習の答え合わせにもなりました。
また些細な内容でも実は非常に重要な事がふんだんに盛り込まれており、本当に目から鱗の数々でした。
例えるならばミシュラン五つ星レストランの秘伝レシピと言ったところでしょうか?
特に私が基礎講座を活用してから変わった事は弦楽器特有の脱力に関してです。
頭では分かっていても実際に脱力する感覚がどうしても掴めず音が硬くなってしまい悪戦苦闘していましたが動画の解説を見ながら改めて脱力し、ボーイングの練習を重ねるうちに以前よりもずっと澄んだ音が断続的に出る様になりました。
そしてボーイングで最も苦手な弓の切り返し時のテンションもプロ奏者の方はup.downの返しが分からない程滑らかです。
私は基礎講座を通してその謎が漸く解明しました!!
スムーズな弓の切り返しは非常に高度なテクニックですが学んだ事を活かして習得したいと思っています。
また、弓の張り方も以前は自己流ゆえに張りすぎていたことが発覚し硬い音だったりバウンドばかりしていましたが適切な張り具合、正しい弓の持ち方を学び、バウンドがかなり落ちついてきました。
音程に関しては一生の課題ではありますが以前よりもずっと良くなってきたと言われます。
その他にも構える姿勢、真っ直ぐ立っていたつもりですが講座を見ながら改めて確認すると重心位置や肩の位置等、誤っていた事が沢山あり落ち込みました。
何よりもバイオリンを再開して以来、正しいフォームを知らなかった為に陥っていた腰痛も、姿勢を直した事で練習後の腰と背中の嫌な痛みが軽減しました。
仕事も趣味も続けるにはやはり健康第一です。
私の様に社会人で仕事の合間にバイオリン学習に励んでいる方は沢山いると思います。
社会人が習い事をする上で一番苦労するのはやはり毎日の練習時間の捻出です。
学生さんと比べて少ない練習時間の中で上達して行くには、どうしても密度と効率を重視すると共に正しい練習をしなければなりません。
限られた練習時間でも頑張って上達したいという高い志を持って試行錯誤されている方は沢山いるのではないでしょうか。
一番は毎日の練習時間を1分でも多く作る事が大切ですが、少ない練習時間でも密度濃く効率良く練習し、上達に繋げたいと思っている方や今の練習方法が正しいのか半信半疑な方はこの基礎講座は間違いなく大きな助けになる教材だと思いました。
また、初心を大切にし基礎を見直してさらなる飛躍を目指す上級者の方にとっても学びの多い講義内容なのではないかと思います。
長くなりましたが、バイオリンの上達に必要なベースをこれ程、事細かに学べる教材は類を見ないと思います。 この場をお借りして久保木先生に御礼申し上げます。
※本当にバイオリンを上達されたい方は購入される事をお強くお勧めします!!
どんな生徒でも、必ず上達させることを目的としたスパルタ指導で、良くも悪くも(笑)評判です。
わたくし自身は、プロオーケストラに入団することができましたが、はっきりいって運が良かっただけとしか言いようがありません。
音楽的なセンスに恵まれず、バイオリン人生は、苦労の連続でした。
わたくしは小学生の時に、バイオリンから2年ほど離れてしまった時期があります。
中学生でバイオリンを再開してみたものの、出す音が全てヘタクソで、音程もマトモに取れない状態が3年続きました。
はるかに年下の、小学生の男の子から
「君はバイオリンはあんまり上手くないね」
とバカにされたこともあります(泣)
コンクールに生まれて初めて入賞した時(高校3年生の時です)も、
「君はあんまり(バイオリンの)才能ないから、別の道を目指したら?」
と、入賞記念演奏会後のパーティーで音楽評論家の人に言われたこともあります。
あと2か月足らずで、音大の入試があるというのに、すごく落ち込みました。
それでも、バイオリンが好きで、
「なんとか良い音を出せるようになって、バカにした奴を見返したい!」
との思いで、必死の思いで音大受験し、ギリギリの成績とはいえ、東京藝術大学に入学することが出来ました。
しかし、東京藝術大学では、日本トップの化け物級の天才ぞろいで、周りのレベルについていけないほどでした。
何とか周りのレベルに食らいつくため、色々なレッスンに通い、マスタークラスにもたくさん通い、なんとか芸大を卒業することが出来ました。
才能やセンスに恵まれなかった分、人より色んな角度からの努力をしました。
「君には音楽的なセンスがない」と周囲から言われていたため、楽曲分析や指揮のマスタークラスにも通いました。
効率の良い演奏動作が出来るようになるため、アレクサンダーテクニークや解剖学の勉強をしました。
バイオリンを上達するには、肉体的にも強くならなくてはならず、精神的にもより優れた人物になる必要性を感じましたので、古武術や気功のクラスにも通っていたことがあります。
その時はおおまじめに、
「上手い奴は、他人に隠れて、何か特殊な能力を身に付けているに違いない」
と、気功トレーニングに励んでいました。
私の尊敬するバイオリンの先生が、気功が好きな方でしたので、それで余計にハマりました。
一時期、オカルトにハマりすぎて、
「幽体離脱をして、バイオリンの上手い奴に乗り移って、テクニックを盗んでやろう」
と大学生にもなって、本気で考えていたこともあります(笑)
”超ド級のバカ”だったのです。
今考えれば無駄だと思えることもたくさんやりましたが、その全てが、今の教室での指導に活きています。
色々な経験をして、分かったのは
・バイオリンは、優れたバイオリンの基礎を身につけなければ、永遠に上手くならない
ということだったのです。
そして、色々な基礎を身に付けていき、芸大を卒業し、芸大より難関と言われる東京藝術大学大学院にも入学できたのです。
わたくし自身、芸大に入ってから基礎を身に着けたくらいですので、基礎の難しさというのは大いに感じています。
現在は、読売日本交響楽団にバイオリン奏者として演奏活動もしています。
本当にバイオリンがうまくなりたい方は、ぜひどうぞ!
※当バイオリン教材は、オンラインの動画教材となります。